以前のペットの食事は、濃い味がついていた？

猫ちゃんの食事

味が濃い人間のご飯は与えないで！

普段、私たち人間の食事には甘くしたり、
塩辛くしたり、美味しいと思う味が付いています。

私が子供の頃、父親が飼い犬の世話をし、
冷やご飯に魚の骨付き身を餌皿に入れ、
そして温かい味噌汁をかけてあげていました。

当時の犬の食事は、はっきり言うと人間の食べ残しです。

ちょっと見は、とても美味しそう、
飼い犬は喜んで食べていましたが・・・
でも、ちょっと待ってください。

味噌汁ということは、塩辛い味が付き、
私は給食で残した食パンの硬い部分もあげてました。

当時はカリカリなどのペットフードも存在していなく、
ペットにあげる食事は、人間の食べ残しが当たり前でした。

つまり、以前のペットの食事には、濃い味がついていることが多かった。

あなたも人間と同じ味付けをペットに
与えたことはありませんか？

人間の食べ物はメチャクチャ味が濃いのです。
糖分も塩分も高く、良いとこなしです。
　
基本的に猫ちゃんは、
甘味（糖分：エネルギーの元）や
塩味（ミネラル：生きていく上で必要）が大好きです。

猫ちゃんが人間の食べ物を食べたら、
美味しいので食い付きは良いけれど、
糖分が高いから肥満になるし、
塩分が高いからそのうち心臓や腎臓を痛めることになりかねません。

米は糖分が高く、パンは糖分・塩分共に高いので、与えないに越したことはないでしょう。

誤った食事は、ペットの命を縮めることになります。
愛情だけでは、ペットは長生きできません！

ペットの生活環境が変化するだけでストレスを感じ、
下痢を起こしやすい状況になります。
それに加えて、食事まで今までのものから急に変わったら、さらに下痢を起こす可能性が高くなります。

このように、普通食の中でも種類を変更する時や、
普通食から療法食に変更する時などは、
一気に変えてはいけない、というのが基本。
　
猫ちゃんのお腹の中の細菌のバランスは、
常に一定に保たれていて、
現在与えているフードを消化・吸収するのに最適な状態に整えられています。

そこにいきなり違うフードが入ってくると、
「なんだ、なんだ、このフードは？
見たことないぞ。どーやって消化するんだぁ？」と腸内細菌たちがパニックになって、
結局お腹の中はうまく分解できず、下痢を起こしてしまうのです。

猫ちゃんを迎え入れる時は、
食事は元の場所で与えていた内容をあらかじめ聞いてきておいて、
はじめはその通りにして与え、
少しずつ自分の家庭のやり方に変えていくのが良いでしょう。

「ペット・ショップで勧められたから」、
「ブリーダーさんの所で与えていたフードだから」ということで、
それをずーっと与える飼い主様がいらっしゃいますが、これも間違いのことが多いです。

猫ちゃんのフードは、年齢によっても、
体格（太ってるか、痩せてるか）によっても異なります。

食器は重要なアイテム

今では食器の種類も豊富にありますが、
素材はステンレスが最も望ましい。
なぜなら、壊れにくい、汚れが落ちやすい、変形しにくい、の3点がそろっているからです。

プラスチック製だと、猫ちゃんによっては
アレルギー性の皮膚炎を起こすこともあります。

プラスチックは加工がしやすく、可愛い形のものが数多く出ていますが、
こんな盲点があるので、プラスチックの容器でごはんを食べた後、
妙に体をかゆがる猫ちゃんは要チェックです。

形状は底が安定していて、あまり深くないものが良い。
水入れは別に用意しておいて、
いつでも新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。

底面に滑り止め有り

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まとめ

1、 人間の食べ物を猫に与えず、猫専用フードを与えましょう！！
2、 ごはんは、最初はいままで与えていたものを与え、
徐々に、その時の猫ちゃんの状態に合ったフードに切り替えていく。
3、食器はステンレスがオススメです！！

あとがき

ペットフードは美味しそうなニオイがします。
きっと味も人間と同じように付いていると思う人がいるでしょう。
でも生臭いだけで味はほとんどないと思います。
猫にとって、それがベストなんですね。